『青春の夢と希望を歌う歌詞は、嘘くさくて苦手だ。
私たちの今は、歌みたいに綺麗なんかじゃない。
もっとドロドロしていて汚くて、ゴロゴロとした足元は居心地も悪い。
たった一言の『いいね』ですら、喜んだり悲しんだり、
拗ねたり嫉んだり、憎みさえしてしまう。
心は自分のもののはずなのに自分ではちっとも制御できなくて、
勝手に荒れ狂って嵐になる。
だけど、この一瞬に重なった声は真実だ。
まぎれもない、事実だ。きっと私は忘れない。』
-- 神様のドS!! <逆行をしたけれど逆転は望まない元悪役令嬢は穏やかに暮らしたい>「69.中等部二年 文化祭 1」