2020/3/17

【歌詞】人生はコメディ

人生はコメディ

詞:カンザキイオリ
曲:カンザキイオリ


希望なんてもの全部無駄だ。
だって人はいずれ消えるから。
それにいち早く気付いた
僕らはなんだってできる。
蝉が鳴く田舎道を、蝿が舞う街灯の海を
僕らは死に場所を探し、旅をする。

ルピナスの胸に眠って、雨空の熱と踊って、
蜜の匂いが奏でる道を歩く。
君のメガネは吹き飛んで、寂しさを肌にすがって、
ここにいる証明を探している。

さよなら 僕らは人生を捨てた。
剥がれた化けの皮を喰った。
今ならどこにだって行ける。
人生はコメディ 衝動のストーリー
人生のエネミー 滑稽なグローリー

償いなんて嘘だ。間違いがあって当然だ。
神様は君だけだ。それ以外全部ゴミクズだ。
死に場所を探し歩いた。今だけはまだ死ねなかった。
僕らみんな選択の自由があるから。

泥にまみれて笑った。野犬を食らって嘆いた。
言葉に価値はないけど君だけは真実なんだ。
線路を歩く姿が映画のカットみたいで
これがドッキリなら本当笑えるよ。

これから僕らは将来を捨てる。
汚れた心だってわかってる。
今ならどこにだって行ける。
人生はコメディ 哀愁のストーリー
惨劇のアイロニー 後悔のセオリー

蝿と共に生きて、蝉と共に死んで、
秋空の海と共に僕らは舞う。
最終回を目指せ。常識全部笑え。
彷徨う夏の海に蜃気楼の先に。
僕らが描いた結末がある。

さよなら 僕らは人生を捨てた
汚れた抜け殻を纏った。
これから僕らは後悔で眠る。
今ならどこにだって行ける。
人生はコメディ 人生はコメディ
人生はコメディ 人生はコメディ
人生はコメディ

2020/2/29

【歌詞】君の涙と罰の味

君の涙と罰の味

詞:傘村トータ
曲:傘村トータ


これは罰だと 君は笑った
心から泣けなくなったのは
昔から泣き真似が上手かったからだと
沢山騙したからだと 君は笑った

沢山飲み込んで生きてきたんでしょう
言いたいことも涙も
君が泣けないのは罰じゃなくて
君が頑張りすぎるから
ただそれだけ

君を濡らす冷たい冷たい雨を
降り止ませることは僕にはできないけど
涙の湖を 全部飲み干して
そこに温かい木々を  
君を守る木を植えよう

これこそ罰だと 君は泣いた
心から泣いてしまったのは
不釣り合いなものをもらったからだと
私にはもったいないからだと 君は泣いた

ずっとそうやって生きてきたんでしょう
泣きたいときも泣かないで
君が騙していたのは他人じゃなくて
君自身の心だった
愛しい君よ

君はもう何にも飲み込まなくていい
君の涙で湖ができるのなら
僕は両手でそれをすくって飲み干して
涙の湖が乾き切るまで
側にいるよ

これを罰だと 君が言うなら
僕が教えてあげよう
それは 
罰ではないよ
君の知らない
この心はね
これは愛です

2020/2/23

【歌詞】小説 夏と罰 (下)

小説 夏と罰 (下)

詞:傘村トータ
曲:傘村トータ


うだるような夏が身体を侵食していく
君を攫った季節が舞い戻ってくる
空は彩濃く 
置き去りにされた僕だけが
この世界で風に揺れてそこに在った

君の飲み残しのような人生を
背負って生き続ける僕の身にもなれ
君が諦めてしまった世界で
一文にもならない懺悔を続けている

僕が手を離したあの一瞬を君は
僕に一生後悔させる気なんだね
思い出など何の意味もなさない
君の呪いのような寝顔の前では

神も仏も救いはもたらさず
永遠に裁かれない僕は瞼すら閉じられぬ
何も感じない心であるのに
焼け付くような痛みだけ残るのは何故

僕に慰めの機会など与えず君は
ただ夏を罰として刻んでいった
祭りの甘い林檎のような頬に手は届かぬ
この先一度として

それが冬であったならば
凍った声に諦めもつくだろうか

僕が手を離したあの一瞬を君は
僕に一生後悔させる気だとしても
それが本望であると受け入れてしまえば
君は二度と僕の元へ帰ってこない
君が好きだと僕が喉裂けるほど泣いても

【歌詞】小説 夏と罰 (上)

小説 夏と罰 (上)

詞:傘村トータ
曲:傘村トータ


その日は、夏を嫌悪するには十分すぎる空だった
汚れのない青がどれほど憎らしかったか
理解など求めても無駄であろう

自分の存在はこの世界に1ミリ足りとも傷を残せず
生を受けたのも神の気まぐれ
対して、全てから祝福されている君は煌煌と
「夏、終わるの寂しいよな」

君の屈託のない笑顔が私の喉を一掴み
絞めるでもなく、ただただ罪悪感を植えつける
信頼も友情も塗り潰しうる劣等感と
私は共生し続けるのか

君を壊してやりたいと思った
そんな自分を恥じてもいたが
一度でいい、聖人のような思考を歪めて、
醜い内面を抉り出してやるのだ

見ろ!見ろ!
今からお前を突き落とす
裏切りは随分前から計画されていたと
全てを知った君の顔に私は青すぎる空を見たい

「あっ、お祭り、
17時にいつものとこ集合な」

ああああ
ごめん、ごめん、ごめん、
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん、
もう無理だ、無理です、無理だ、
許して、嗚呼、許して、
助けて、神様

2020/1/23

『水もやらず、日の元にも出さず、ただ枯れるまで待てばいい。自分ではどうにも出来ないのなら、時間に解決して貰うしか無いだのから。』

『──自分の気持ちを自覚して、十日ほど経っただろうか。

 あれほど混乱して、恐怖して、消し去りたい消えてしまいたいと思ったのに、
 ときが経てば僅かながらでも冷静になるものだ。
 マリンに泣き付いて吐露した思いに嘘は無いけれど、
 だからといってどうにも出来ないなら認めるしかない。
 今ではもう、根を張り花咲いている場所が分かっているなら、
 後はそれを誰にも見られない様に気を付ければいいとまで思っている。

 水もやらず、日の元にも出さず、ただ枯れるまで待てばいい。
 自分ではどうにも出来ないのなら、時間に解決して貰うしか無いだのから。』

-- 今度は絶対に邪魔しませんっ!「94.会いたい理由」

2020/1/19

【歌詞】あなたの夜が明けるまで

あなたの夜が明けるまで

詞:傘村トータ

曲:傘村トータ



壊れていたのは世界でしょうか
間違っていたのは世界でしょうか
あなたには朝がやってこない
だから あなたの「おはよう」はもう聞けない

時が戻れば、なんて思いながら
私はあなたをこんな檻に閉じ込めている
声が枯れるまで歌い続ければ
きっと気が付いてくれるよね

またいつか 光の降る街を
手を繋いで歩きましょう
空の青さを忘れるなんて
まったく 本当にあなたは馬鹿ね

壊れていたのは世界ではなくて
間違っていたのはあなただけれど
嘘で固められた世界でも
ごめんね あなたに生きていてほしいの

時が戻れば、なんて思いながら
私はもう 少しだけ諦めている
声が枯れるまで歌い続けるのは
あなただけのためじゃない

またいつか 春の空を
二人 手を繋いで 歩きましょう
何も知らないあなたでいいの
私はどこにも行かないから

「リリィ、リリィ 君の幸せなんて
願ってたあの頃に戻れないんだ」
知ってるよ どうにもならないことも
でも嫌いになんてなれなかったよ

またいつか 光を歌いながら
二人 手を繋いで 歩きましょう
明けない夜はないと教えてくれたこと
私の手を引いてくれたこと
「あなたを忘れないよ」

「リリィ」
「なあに」
「ねえ 僕 ほんとに 君が好きだよ」

「リリィ」
「なあに」
「君はどう?」
「私も」


あなたが好きよ

【歌詞】明けない夜のリリィ

明けない夜のリリィ

詞:傘村トータ

曲:傘村トータ



地球が回ってた時代は終わって
朝は永遠に失われた
僕は止まって歩き出せないまま
街をぼんやり眺めていた

この夜がいつまでも明けないから
僕は君をこんな檻に閉じ込めている
君の声しか光がないから
月の代わりに君を歌わせている

リリィ、リリィ 明日も側にいてくれるかい
たとえ僕が夜に溺れたとしても
リリィ、リリィ 君は真昼のような
澄んだ声で希望を歌ってくれるかい

季節が巡ってた時代は終わって
春も夏も秋も永遠に失われた
僕は壊れたことに気づかないまま
君をこうして苦しめていた

この夜がいつまでも明けないから
僕の思考は醒めることがない
君の声しか救いがないから
星の代わりに君を歌わせている

リリィ、リリィ 明日も守ってくれるかい
僕の足を引きずり込む暗闇から
リリィ、リリィ 君の真昼のような
澄んだ声が僕は本当に好きだよ

リリィ、リリィ どうか許しておくれ
僕はとっくに夜に飲まれてしまって
リリィ、リリィ 君の幸せなんて
願ってたあの頃に戻れないんだ

リリィ、リリィ どうして手を伸ばして
僕の頬なんて撫でているの
明けない夜はないと歌う君は
僕を出ていった雫を拭って
「あなたを忘れないよ」とそう言った