2018/9/12

【歌詞】100万回死んだぼく / 実験台モルモット

100万回死んだぼく

詞:谷 琢磨
曲:谷 琢磨
編曲:多ヶ谷 樹
歌:実験台モルモット
『箱庭の音樂会』収録


薄汚れた路地裏の隅で、僕の心は死にました。
皆に笑われて指さされて、僕の心は死にました。
大人の期待に答えられず、僕の心は死にました。
励まされると余計に、僕の心は死にました。

-殺風景-  -蝕む棘-  -叫ぶ心臓- 
黒い夢の中、誰も会いに来てはくれなかった。

急げ!飛び乗れ!出来ない者は切り捨てられる。
誰も僕を見てなんかくれない、助けて息ができない!
綱渡り人生。喜びと悲しみの真ん中を、
危ないスピードで駆け抜ける、おバカさん猫ここにあり。

大切な人とすれ違って、僕の心は死にました。
伝えたいことが言えないまま、僕の心は死にました。

列車待つ白線ホーム。聞こえるアナウンス。
『ジブンガキライナラシンデシマエ』

消えろ!自己嫌悪!虚無を貼り合わせ出来た体は、
もがくほどに剥がれ落ちゆくけど、それでも生きて居たい!
何も信じられない。マーブル模様の嘘と本当。
孤独を捨てられず隠し持ってる、おバカさん猫ここにあり。

面倒臭がりで我が儘で、無責任で負けず嫌い。
そのくせすべてに甘えたくて、孤独や不安で爆発しそう。
失敗したくない。恥かきたくない。
惨めな思いしたくない。死にたくない。
どけ我先にと生き急ぐ階段の途中で、
1段ずつ丁寧に躓く、おバカさん猫ここにあり。

思い通りになんてならない、おバカさん猫、ここにあり。